HOME > パッシブとは?
私たちは地球環境に深い関心を持ち、人間の生活と地球の自然との共存は可能であると信じており、
環境に負荷を掛けずに高いコンフォート(居住性)な家を作ることを目標に努力しています。
日本には八百万、すなわち山、海、森、川、家、火、水、食べ物にまで神々が宿りおわす、
と昔から考えられてきました。家庭では子供の頃からご飯をきれいに食べ、一粒でも残しては罰が当たると諭してきました。
それは、作物の実りの神様を敬い、農家の人たちの努力に感謝し、ひいては安穏な暮らしを願うことなのです。
これをエネルギーに置き換えれば、一番小さい単位であるジュール[J]を米の一粒に例えることができます 。
これからの社会では、アクティブ(電気、ガス、石油などによる積極的利用)なエネルギーの使用は最小限に留め、
自然エネルギーを有効に利活用して、小さなエネルギーでも大事使い、1ジュールづつ丁寧に回収すれば、積もり積もって
大きなエネルギーとなり、CO2の削減に寄与し、経済的にも節約となり、自然と共存する快適な生活につながります。
エネルギーの一番小さい単位であるジュール[J]も粒に例えることができます。

日本人は、昔から社会環境の中で自然と共存する生活をし、衣食住を大切にし、また上手に再利用してきました。
江戸時代までは自然から得られるエネルギーのみを利用し、ごみを出さず、し尿まで肥料として利用する環境的には理想的な
循環社会でした。
この優れた日本の伝統は、これからの地球環境を守る、パッシブ(受身の)
なエネルギー社会の基本理念となり、さらにそれを優れた最先端環境技術で裏打ちすることで、
世界から注目される環境先進国になる可能性があります。
従来住宅のアクティブな冷暖房装置は、室内の快適な温度を、それらの装置を動かすランニング・エネルギーと共に、どんどん室外に逃がし、エネルギーを捨てています。
自動車に例えれば、せっかくエンジンで作った力をブレーキで失っていることと同じです。このブレーキによるエネルギーロスを利用し、再び力に換えるのがハイブリッドカーです。
パッシブエネルギー利用は、まさにハイブリッドカーの原理を住宅に応用したもので、室内温度を逃がさずに、強力な暖冷房装置無しでも快適な室温レベルで保ち、
従来の住宅の10%程度の低いエネルギーで快適な住空間を創造する原理となる優れたこれからの技術です。
もう一つの例はティーポット及び魔法瓶の例えです。
ティーポットはお茶を暖かく保つように連続的熱エネルギーを加える必要があります。
熱源の効率を上げても、ある段階で熱ロスの影響はメインになり効果があんまり実現できません。
それに対して魔法瓶は投入したエネルギーを長い時間を保っています。熱ロスが少ないので少ない熱源で一定の温度を維持することができます。
従って極めて低い冷暖房負荷で快適な空間を創造する原理といえます。
![]() アクティブはティーポットの原理  |
![]() パッシブは魔法瓶の原理 |